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10月3日の物語

10月4日
読了時間: 2分

いつもの事も一緒だと少しだけ特別になる。

この日は、そんな何気ない楽しさがいくつも重なっていく一日だった。


最近、現場でメイクをする機会が増えたがくしは、レパートリーを増やしたいとみやびに相談。

そこで始まった、みやびのメイクアップタイム。


まずは人生初のカラコンに挑戦するものの、目にものを入れるのが苦手ながくしは大苦戦。

震える手で何度も失敗しながら、なんとか装着に成功した。

そこから髪までしっかり整えてもらい、完成したのは平成男子のような可愛らしい姿。

すっかり気に入ったがくしは、何度も写真を撮っていた。


一方では、かりんの「オセロしよう」の一言から、せいととの勝負が始まる。

序盤はかりんが優勢に見えたものの、徐々にせいとが追い上げていく。

いつもとは少し違う真剣な眼差しで長考するかりんを、みやびやがくしも勝負の行方を楽しみに見守った。

最後は、負けるかもしれないと思っていたせいとが逆転して勝利した。


遊んでいるうちに、かりんから「お腹すいた」の一言。


それならばと、みんなでマックを頼んでマックパーティが始まった。

他愛のない話をしながら食べていると、普段から知っている味なのに、なぜかいつもより美味しく感じる。

話に夢中になって冷めてしまったポテトまで、その日はちゃんと美味しかった。


そして最後は、せいとの「ウミガメのスープをやりたい」から水平思考クイズへ。

問題を見たみやびは、こじつけが多いのではと疑い、「魂の水平思考」ができそうな問題だけを独断と偏見で選んでいく。


答えに近づくとBGMが流れるという謎のシステムまで加わり、音が鳴るたびに全員で盛り上がった。


メイクをして、勝負をして、ご飯を食べて、みんなでひとつの答えを考える。


何をしていても、気づけばそこには誰かの笑い声があった。


冷めたポテトまで美味しかったのは、きっとそのせいだったのかもしれない。


特別な予定がなくても、誰かと一緒にいるだけで少し特別になる。

そんな土曜日の時間が、ラウンジにゆっくりと積み重なっていった。

 
 

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