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日々の物語
3月11日の物語
この日のラウンジは、少し変わった遊びから始まった。 つばさ、いっちー、さのちゃん、すぎちゃん。 そこへ友人たちも集まり、気づけば不思議なテーマの討論会が始まる。 最初のお題は「恋人にしたい果物選手権」。 真剣なのか冗談なのか分からない空気の中、それぞれが自分の“理想の果物”を語り始める。 さのちゃんとすぎちゃんはパイナップル。 いっちーとつばさはドラゴンフルーツ。 結果的に2対2で被るという、意外な展開。 どうやら、元気で明るい印象の果物が人気らしい。 その流れで、さらに謎のお題が続いていく。 「一緒に遊園地に行きたい都道府県」 「塩で食べたら美味しそうなアルファベット」 どれも正解のないテーマ。 だからこそ、思いつきの発想がどんどん広がっていく。 固定観念をひっくり返すような会話に、ラウンジは笑いに包まれていた。 次に始まったのは、つばさ考案のゲーム。 「オノマトペ」。 役者には瞬発力が必要、ということで生まれたリズムゲームだ。 リズムに合わせて、お題の擬音を瞬時に言っていく。 最初のうちはみんな真面目に取り組んでいた。 しかし、だんだんリズム
3月10日の物語
この日のラウンジは、声と言葉をめぐる夜になった。 きっかけは、ささみの一言。 「前にWeb広告のナレーション録りをしたとき、アクセントをたくさん直されて大変だったんだよね。」 その話を聞いて、みずきちのアクセント講座が始まった。 日本語のアクセントには頭高型・中高型・尾高型・平板型の4種類がある。 さらに細かく分けると、まだまだ奥が深いらしい。 住民も友人も初めて聞く単語ばかりで、みんな興味津々。 「じゃあ、この言葉は何型でしょう?」 みずきちが出題すると、みんなで考えながら答えていく。 普段は何気なく話している言葉にも、ちゃんとルールがある。 そんな発見に、みんなで感心していた。 アクセントの話から、そのままボイスサンプル作りへ。 ささみとえさっしーが「ボイスサンプルを作りたい」と言い出したのだ。 まずは台詞を考えるところから始まる。 ここでも、みずきちの講座が続く。 ボイスサンプルはただ台詞を読むだけではなく、 相手がいる情景が見えること、そして感情の幅が見えることが大事だという。 友人たちにも相談しながら、2人は台詞を考えていく。...
3月9日の物語
この日のラウンジは、遊びと物語が交差する夜だった。 最初に始まったのは、うめしゅーが持ってきた謎解き。 みんなでテーブルを囲み、1つずつ問題を解いていく。 順調に1から4まで進んだところで、思わぬ事実が発覚する。 どうやら、この謎解きは途中で携帯との連携が必要だったらしい。 説明書をよく読まずに始めていたことに気づき、りのとせいと、そして友人たちが思わず頭を抱える。 それでも諦めず、うめしゅーからヒントをもらいながら考え続ける。 少しずつ糸口が見えてきて、最後の答えにたどり着いた瞬間、ラウンジには大きな達成感が広がった。 「ああ、解けた!」 そのときの満足感と幸福感は忘れられないものになった。 謎解きの余韻のまま、今度はエチュードへ。 舞台は「深夜のコンビニ」。 りのとせいとは夜勤のアルバイト。 そして、2人は同じ女の子を好きになってしまっている。 友人たちにもお客さん役として参加してもらい、少しずつ物語が形になっていく。 話の中で、好きな子はいつもカレーを買っていく、という設定が生まれた。 その流れで、せいとが突然叫ぶ。 「カレーになりたい!!
3月8日の物語
この日のラウンジは、遊び心から始まった。 いっちーが仕事を終えて少し遅れて帰宅すると、さのちゃんが一枚の紙を差し出す。 そこに書かれていたのは謎。 「宝を探せ、トレジャーいっちー」 紙の謎を解くと、次の場所が示される。 そこに行くとまた新しい紙と謎。 ラウンジのあちこちを行き来しながら、 いっちーは謎を解いていく。 時には友人たちの知恵も借りながら、 部屋を縦横無尽に駆け巡る小さな冒険になった。 そして最後に辿り着いた“お宝”。 そこに書かれていたのは、 「この時間が宝物さ!」 その言葉を見て、いっちーは少しだけ涙ぐんでいた。 ひと段落すると、今度は舞台の話から流れで怖い話が始まる。 照明を少し落とし、雰囲気もそれらしく。 実際に体験した話や、友人から聞いた話。 一つ話すごとに、ラウンジの空気が少しひんやりする。 静かな緊張が続いたところで、 「この空気、動いて和ませよう!」という流れに。 そこで始まったのが、 さのちゃん発案の「アルティメットジェスチャー」。 3人で 「いつ」 「どこで」 「だれが」 を決め、1人がそれをジェスチャーで表現するゲ
3月7日の物語
この日のラウンジには、気心の知れた空気がゆったり流れていた。 いっちー、せいと、さのちゃん、かりん。そこへ友人たちも集まり、自然と輪ができる。 最初に始まったのは、絵しりとり。 ルールは「わ」から始まり「ほ」で終わること。 軽い遊びのはずだったのに、描かれていく絵はどれも妙に上手い。 「こんなに画力あったっけ?」と笑いながら続いていく。 途中、トランプのマーク「♣︎」が登場したところで議論が起きた。 これは“クラブ”なのか、それとも“クローバー”なのか。 大した問題ではないのに、みんな真剣に考えて、そして笑う。 その時間そのものが、なんだか楽しかった。 次に始まったのは、さのちゃん考案のゲーム。 「真顔で目を見つめ合いながら、面白い単語を言う」というもの。 目を合わせるだけで、もう少し笑いそうになる。 誰かが言葉を発すると、こらえていた空気が崩れる。 長い言葉が面白いのかと思いきや、「鶏しそ巻天ぷら」よりも「ちから」のような短い言葉の方が不思議と破壊力がある。 それぞれの笑いのツボが少しずつ分かり、その後の会話もどこか弾んでいった。...
3月5日の物語
この日のラウンジは、歌声と推理が交互に響く夜だった。 れみー、みずきち、はるきが集まり、そこへ友人たちも加わる。 静かな始まりだったが、やがて声と笑いがゆっくり広がっていった。 きっかけは、みずきちの一言。 「今度、歌の収録があるんだよね。ちょっと練習付き合ってほしい。」 そう言って、れみーとはるきに歌を教えてもらうことになった。 収録する曲は音程の高低差が大きいJ-POP。そこで練習曲として選ばれたのは『小さな恋の歌』だった。 まずは何も意識せずに一度歌ってみる。 そのあと、れみーが高音を綺麗に出すコツを教えてくれた。 「大きなカブを抜くみたいに腕をぐーっと引っ張って、そこから力を緩める感じ。」 少し不思議な説明だけれど、やってみると確かに声が伸びる。 友人たちもカブを引き抜くイメージで腕を動かしながら歌い始め、ラウンジには甘酸っぱい歌詞が響いた。 さらに、鼻に響かせるように声を出す練習もしてみる。 れみーは綺麗な音を出すのに対し、みずきちはどこか様子が違う。 研ナオコのような… はながっぱのキャラクターのような…。 思わぬ声に、ラウンジは笑
3月4日の物語
この日のラウンジは、静かに会話が広がっていく夜だった。 はるき、こーだい、まさきが集まり、そこへ友人たちが加わる。 大きなイベントがあるわけではないけれど、話題は自然と次々に生まれていった。 きっかけは、まさきの「声優さんを探している」という話。 そこからアニメの話題へと広がり、さらに好きな映画の話へ。 こーだいの友人がおすすめしてくれた、英語を使ったコントのような動画をみんなで観ることになり、 笑いながら少しだけ英語の表現も学んだ。 動画が終わるころには、話題はまた別の方向へ。 ポケモンや野球の話になり、自然とクイズ大会が始まる。 「このポケモンの進化系は?」 「この選手はどこのチーム?」 答えが飛び交う中、こーだいが問題を外すたびに 「スポーツは見るよりやる方がいい!」 と何度も言い張る。 その言い訳がだんだん面白くなり、周りから笑いが起きていた。 夜が進むと、今度はコントのような会話が始まる。 座ったまま、気軽にできる即興のやり取りだ。 はるきとこーだいがボケを重ね、 まさきがテンポよくツッコミを入れる。 最初は見ていた友人たちも、いつの間
3月3日の物語
この日のラウンジは、静かな集中と、物語の熱が行き交う夜だった。 えさっしーが「マーダーミステリーを勉強したい!」と言い出し、りのがゲームマスターを務めることに。 かりんとえさっしーがプレイヤーとなり、物語が動き出す。 友人たちも周りから参加し、 「誰々が犯人っぽい」「その発言怪しくない?」と考察を重ねる。 推理の言葉が飛び交い、空気はじわじわと緊張を帯びていった。 なぜかこのラウンジでは女性役を任されることが多いえさっしー。 今回も、かりんと親友同士の女性役を演じる。 2人の距離感は自然で、ただ台詞を言っているだけなのに、そこに確かに“情景”が見えた。 物語は思いもよらない方向へ進む。 最終的に、かりんはえさっしーと心中するという選択をする。 かりんにとってはハッピーエンド。 けれど物語としては、バッドエンド。 ラストの展開に、ラウンジから悲鳴が上がった。 静かな夜に、物語の衝撃が残る。 その余韻のまま、今度はエチュードへ。 りのが「いろんなジャンルをやりたい」と言い、テーマは「タクシー」に決まる。 友人の中にタクシー運転手がいたこともあり、現実
3月2日の物語
この日は、ラウンジが少しだけ劇場になった日だった。 うめしゅーの「昔やったエチュードをやろう」という一言から、2本の物語が生まれた。 笑い声の中に、ふっと集中が混ざる。そんな始まりだった。 最初にエチュードに挑戦したのは、いっちーと、いっちーの俳優友だちのペア。 タイトルは「レジスター」。 レジ早打ち世界大会の決勝戦。 優勝したのはいっちー。けれど失格。 代わりに優勝したのは、いっちーの友だち。 それから10年後。 舞台はスーパーのレジ。 再会した2人は、あのときの続きを、どんな顔で受け止めるのか。 悔しさは消えているのか。 それとも、まだどこかに残っているのか。 軽快なやりとりの中に、ほんの少しの熱がにじむ。 友人たちもお客さん役で加わり、舞台は自然と広がっていった。 最後までやり切った2人は、物語の余韻をまとったまま、楽しそうに笑っていた。 次にエチュードに挑戦したは、さのちゃんとせいとのペア。 タイトルは「ゴッホ」。 登場するのは、冷蔵庫の在庫管理に使われる鉛筆と消しゴム。 鉛筆をせいと、消しゴムをさのちゃんが演じる。 削られる鉛筆。 すり
3月1日の物語
3月のはじまりは、笑い声とともにやってきた。 いっちー、ささみ、さのちゃん、れみー。 そこへそれぞれの友人たちが加わり、ラウンジは自然とひとつの輪になる。 最初に広げたのは「カタカナーシ」。 カタカナ語を使わずに説明する、もどかしくて楽しいあのゲームだ。 さのちゃんがぽつりとつぶやく。 「これ、なぜか昔の人みたいになっちゃうんだよね。」 意味が分からず首を傾げていたみんなも、始めてすぐに理解することになる。 違う答えには「違わし」、惜しい答えには「惜しし」。 独特な言い回しが飛び出し、いつの間にかいっちーやれみーまで古風な口調になっていく。 言葉を縛られると、人は少し時代を遡るらしい。 いっちーは少し苦戦気味。 丁寧に説明していたはずなのに、うっかり自分で答えを言ってしまう。 その抜けた姿に、友人たちは楽しそうに笑った。 一方で、当てるのが抜群に上手な友人もいて、表現する側も巧みだった。 「初代カタカナーシクイーン(非公式)に命名しよう!」 ささみの一言に拍手が起き、場がさらに温まった。 次は、ささみが買ってきたキャラクターマスコットの開封タイム
2月27日の物語
この日のラウンジは、 「やりたい」が一斉に芽吹いた日だった。 みやびが「歌を歌いたい!」 すぎちゃんが「英語と作曲を学びたい!」 りのが「脚本を学びたい!」 その声が重なって、自然とひとつの結論に辿り着く。 ――じゃあ、架空のミュージカルを作ろう。 そうして、ラウンジは一夜限りの創作スタジオになった。 すぎちゃんとみやびは作曲班。 友人たちと一緒に使いたいワードを出し合い、箇条書きにしていく。 それをもとにChatGPTで歌詞を生成し、そこからが本番。 「ここ、もう少し削ろう」 「ロックよりクラシカルな方が合うよね」 「BPM落とした方が壮大かも」 推敲、修正、編曲。 友人から出た「新たな世界へいざゆかん」というワードに、全員が強くうなずき、歌詞へ採用。 英語を学びたいすぎちゃんの想いも込め、フレーズの一部に英語を織り交ぜる。 みんなの願いと挑戦が混ざり合った、 芯のある一曲が出来上がっていった。 一方、りのとまさきは脚本班。 まさき監修のもと、りのと友人たちがアイデアを重ねる。 キャラクター設定、セリフ、物語の軸。 革命へ向かう決意表明のワ
2月26日の物語
この日のラウンジは、学びと笑いが同時進行していた。 つばさ、せいと、いっちー、えさっしー。 そして各々の友人たち。 どこからも声が聞こえる、にぎやかな夜だった。 つばさの「パントマイムを習得したい」という一言から、即席講座が始まる。 講師はえさっしー。 壁の押し方、空間の捉え方、重心のかけ方。 言葉で説明しながらも、やはり最後は身体で見せる。 すぐにコツを掴んだつばさが、「みんなで壁をやろう」と提案する。 友人も住人も一列に並び、同時に手を前に出す。 そこには、確かに“何か”があった。 ラウンジに巨大な透明の壁が出現する。 誰も触れていないのに、全員が同じものを押している。 その光景が可笑しくて、でも少し誇らしかった。 流れはそのまま、せいとのカメラワーク講座へ。 えさっしーが「動画を撮る技術を学びたい」と言い、得意分野のせいとが先生になる。 演者はつばさといっちー。 友人たちは同じ空間を共有するエキストラ。 テーマはまさかの“不倫の恋物語”。 照明を薄暗く落とし、カメラが回る。 せいとはアングルや距離感、視線の抜き方を丁寧に教える。 えさっしー
2月25日の物語
この日のラウンジは、最初から熱を帯びていた。 はるき、すぎ、いっちー、つばさ。 そこに友人たちが加わり、自然と円ができる。 「ダンスが上手くなりたい。」 そんな想いをみんなが吐きだすと、はるきはニコリと笑った。 そして始まった、はるきによるズートピア篇ダンス練習。 つばさの友人やいっちーの友人も巻き込み、真剣な顔で振りを追い、足を踏み鳴らす。 周りの友人たちは歓声と手拍子で盛り上げる。 空気は完全に本気モード。 ――だが、出来上がりは散々だった。 息は上がり、フォーメーションは迷子。 つばさは、自分がいかに踊れないかを痛感する。 「ダンススクール、通おうかな……」 その小さな決意が生まれるほど、踊りの道は深かった。 熱のまま、次はハモり訓練へ。 すぎとはるきが主導し、どんな曲も自然にハモっていく。 その滑らかさに対し、つばさといっちーが挑戦するたび、ラウンジは笑いに包まれる。 ズレる。 揺れる。 迷子になる。 それでも、何度も挑む。 そして奇跡の瞬間。 ほんの一瞬だけ、全員の声がぴたりとハモった。 空気が震えた。 その一瞬の達成感は、散々だっ
2月24日の物語
この日のラウンジは、静けさと賑やかさが、交互にやってくる一日だった。 えさっしー、なつ、みずきち、りの。 そこへ友人たちが入れ替わり立ち替わり顔を出し、 空気はゆるやかに形を変えていく。 みずきちが、今度JKの役をやるという話から、 「現代JKの研究」が始まった。 ところが出てくるのは、 「エンジェルブルーの中村くん好きだった〜!」 「ショッパーはあそこのブランドが可愛かったよね!」 なぜかそれぞれの高校時代の思い出ばかり。 懐かしさに花を咲かせながら、 「結局、時代ってまわるよね」という結論に落ち着く。 それでも、“今”のJK像はつかめないまま。 わからないままなのも、少し面白かった。 JKを知ろうと、TikTokを撮ろうという話になる。 その流れから、今度はダンス練習へ。 流行りの振り付けをみんなで覚え、 なつの友人からロックダンスを教わる。 足の運び、手の角度、リズムの取り方。 最初はぎこちなくても、だんだん身体が音に追いついていく。 最後は、友人たちの即席ビートに合わせて披露。 ラウンジが一瞬、ダンススタジオに変わった。 夜が深まると、お
2月23日の物語
ラウンジに集まったのは、うめしゅー、はる、けんじ、せいと。 そこへそれぞれの友人たちが加わり、穏やかなざわめきが広がっていた。 うめしゅーが、静かに短冊を配る。 「友人が大怪我をしてさ。みんなでお見舞いの言葉を書いてほしい。」 その人を知っている人も、知らない人も、迷いなくペンを取った。 励ましの言葉。冗談まじりのメッセージ。 「早くまた一緒に笑おう」という未来の約束。 さながら、ギブスに落書きをする学生のように、短冊はあたたかい文字で埋まっていく。 その様子を見ながら、うめしゅーは少しだけ目を潤ませていた。 祈りは目に見えないけれど、確かにそこにあった。 ひと段落すると、はるとはるの友人がギターを手に取る。 静かに始まった弾き語り。 レミオロメンの「粉雪」がラウンジに響く。 「加湿器の湯気、雪みたいだね」 誰かのその一言で、景色が変わった。 白く立ちのぼる湯気が、ほんとうに雪のように見える。 音楽は、空間の温度まで変えてしまう。 その瞬間、みんなの目に同じ雪景色が映っていた。 やがて、友人側からふと声が上がる。 「お芝居が見たい。」...
2月22日の物語
みんなで食べる海鮮丼から、この日の物語は始まった。 なつ、みずきち、けんじ、れみー。 そこに友人たちも加わり、箸を動かしながらの談笑がゆるやかに広がっていく。 ふと、誰かが口にした。 「白餡って、何でできてるか知ってる?」 そこから原材料クイズが開幕。 なつは「ラディッシュ!」「カリフラワー!」「白ちんげん菜!」と、まるで八百屋の叩き売りのように野菜を連呼。 料理好きで、ブラウンソースを一から作るけんじですら「白菜!」「アスパラ!」と当てずっぽう。 そんな中、友人が静かに言う。 「白インゲン豆。」 一発正解。 悔しそうななつとけんじの顔が可笑しくて、笑いが広がる。 さらに「もみじおろしは?」「ホワイトソースは?」と続き、 身近な食べ物ほど、意外と知らないことに気づく。 知識が増えるたび、少しだけ世界が広がる気がする。 「野菜畑からの脱出って謎解き作って無双しようよ!」 そんな冗談まで飛び出しながら、海鮮丼はきれいに平らげられた。 食後は、れみーのタロット大会。 ちいかわのタロット本を片手に、新米占い師が奮闘する。 カードを引くたびに、 「どういう
2月21日の物語
ラウンジには、この日それぞれの“やるべきこと”が持ち込まれていた。 せいと、なつ、みずきち、れみー。 そこに友人たちも加わり、同じ空間にいながら、みんなが自分のタスクに向き合っている。 なつは、いくつもの素材を広げながらイベント用の小道具づくり。 色や形を組み合わせ、ああでもないこうでもないと試している。 せいとは印刷した紙を切って貼って、カルタ制作。 机の上には文字が並び、黙々とした集中の空気が流れている。 れみーはみずきちの友人とタロット占い。 カードをめくるたびに、驚きや納得の声が上がる。 みずきちはラウンジ用の雑誌づくりのために、友人と雑誌を広げ、構成やデザインの研究中。 静かだけれど、止まってはいない。 それぞれの“極めたいこと”が、同じ空間で息をしていた。 タロットの話から、ふとみずきちが言う。 「カードの意味を理解しながら、その人の性格や関係性、占いたい内容に当てはめて話していく過程って、イマーシブに近いよね。」 ただの占いではなく、相手の世界に入り込む作業。 そこには役づくりと似た感覚がある。 何気ない遊びの中にも、芝居につながる
2月19日の物語
ラウンジの一角で、突如として火蓋が切られた。 腕相撲大会。 屈強なつばさの友人を前に、空気が少しだけざわつく。 「まずは削るか」 つばさはえさっしーや友人たちを次々と送り込み、体力を削ろうとする作戦に出た。 何戦か終えたあと、つばさが静かに立ち上がる。 「相手にダメージは入った。いよいよ俺の出番だ。」 満を持しての挑戦。 レディーゴー―― 次の瞬間、つばさの腕は一瞬で机へ。 ほとんど風のような速さだった。 机が割れるのではと思うほどの勢いに、一拍遅れて笑いが爆発する。 勝負は一瞬、笑いは長く続いた。 熱の余韻のまま、今度は6人で画力対決。 テーマは「サメ」。 真剣な顔で描く人、最初からネタに走る人。 完成した作品を並べ、友人たちが好みの絵に正の字をつけていく。 拮抗した対決の最終ジャッジは、後から帰宅してきたうめしゅー。 優勝は、たいがの描いたどこか愛嬌のあるサメ。 鋭さよりも優しさが勝った。 えさっしーのサメは、上手くもなく、かといって大きな笑いも取らず、絶妙な立ち位置に落ち着く。 その微妙さが逆に味わい深く、本人の苦笑いまで含めて、ちゃんと場
2月18日の物語
ポツポツと友人が集まりはじめたラウンジは、いつの間にか席がほとんど埋まっていた。 顔なじみが多いせいか、最初から空気はやわらかい。 つばさ、いっちー、たいが。 そこにそれぞれの友人たちが混ざり、自然と円がいくつも生まれていった。 最初に始まったのは、歌しりとり。 歌の一節を口ずさみ、最後の文字からまた別の歌へ。 思いのほか小気味よく続き、みんな少し誇らしげに次の一曲を探す。 そして訪れる「る」。 一瞬の静寂のあと、いっちーとつばさの友人が同時にハモり出す。 ――徹子の部屋のテーマ。 完璧なタイミングと絶妙なハーモニーに、ラウンジは大爆笑。 そこからはもう、「る」を引き当てることが目的のゲームへと変わっていった。 しりとりなのに、ゴールはひとつ。 “る”を目指せ。 誰かがうまく「る」に着地するたび、あのテーマが響く。 笑いは、どんどん軽く、弾んでいった。 続いて、つばさが役者仲間と始めたショートコント「焼肉」。 即興で始まり、空気は一瞬、やや微妙。 苦笑が漂う。 けれど、そこから声の圧が一気に場を押し切る。 内容よりも勢い。 理屈よりも声量。...
2月17日の物語
この日のラウンジは、少し静かな探究心から始まった。 ささみ、みずきち、えさっしー。 そこへささみの友人も加わる。 まずは、えさっしーが前から気になっていたという「ウミガメのスープ」。 難易度5の問題に挑戦することになり、質問を重ね、真剣な顔で推理を積み上げていく。 「それは重要?」「偶然?」と慎重に探っていく時間。 そしてたどり着いた答えが―― 「冷蔵庫がタイムマシンだった」 一瞬の沈黙。 そのあと、全員が同時に頭を抱える。 「いやいやいや」「それはズルい」「現実離れしすぎてる!」 口々に文句を言いながらも、どこか楽しそうで、 理不尽ささえも共有できることが可笑しかった。 そこから流れは一転、美容dayへ。 モニターに診断動画を流し、全員でパーソナルカラー診断を始める。 画面に顔を近づけ、光の当たり方を確認しながら真剣に見比べる。 最終的に出た結果は、 ささみ:ブルベ冬 みずきち:イエベ秋 えさっしー:イエベ春 ささみの友人:ブルベ夏 四者四様で、それぞれにしっくりくる色が違うことが面白い。 そこから話題はメイク道具へ。 「ピンクって一色じゃない
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