12月17日の物語
- 2025年12月17日
- 読了時間: 1分
更新日:2025年12月24日
ラウンジでは、うめしゅーが作ったカードゲームがいつの間にか合言葉みたいになっていて、いっちー、つばさ、たいがの三人が全力を出して遊んでいた。
勝ち負けのたびに空気が弾み、いつもの夜が少しだけ子どもっぽくなる。
誰ともなく「これ、やってみる?」と口にして、今度はAIが書いた台本で小さなお芝居。
言葉の癖が妙に整っていて、だからこそ、三人の息遣いが逆に際立って、笑いがこぼれた。
そこへつばさが急に「クイズしよう」と言い出す。
ラウンジにいる人たちで即席のグループができて、最初は“常識”のはずだったのに、後半はいつの間にか“つばさクイズ”になっていた。
妹の名前だとか、年齢差だとか、答えが正しいかより、思い出に触れるほうが面白い。
その自由さが、中学校の休み時間みたいで。
明日が来ても、今日の笑いだけは、しばらくここに残っている気がした。
