3月11日の物語
- 13 時間前
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この日のラウンジは、少し変わった遊びから始まった。
つばさ、いっちー、さのちゃん、すぎちゃん。
そこへ友人たちも集まり、気づけば不思議なテーマの討論会が始まる。
最初のお題は「恋人にしたい果物選手権」。
真剣なのか冗談なのか分からない空気の中、それぞれが自分の“理想の果物”を語り始める。
さのちゃんとすぎちゃんはパイナップル。
いっちーとつばさはドラゴンフルーツ。
結果的に2対2で被るという、意外な展開。
どうやら、元気で明るい印象の果物が人気らしい。
その流れで、さらに謎のお題が続いていく。
「一緒に遊園地に行きたい都道府県」
「塩で食べたら美味しそうなアルファベット」
どれも正解のないテーマ。
だからこそ、思いつきの発想がどんどん広がっていく。
固定観念をひっくり返すような会話に、ラウンジは笑いに包まれていた。
次に始まったのは、つばさ考案のゲーム。
「オノマトペ」。
役者には瞬発力が必要、ということで生まれたリズムゲームだ。
リズムに合わせて、お題の擬音を瞬時に言っていく。
最初のうちはみんな真面目に取り組んでいた。
しかし、だんだんリズムが崩れ、言葉も崩れ、ゲームはカオスになっていく。
中でも難しかったのが「トマト」。
果たして、トマトの擬音とは何なのか。
答えは出ないまま、笑いだけが残った。
夜の終盤、つばさの悩みから新しいゲームが生まれる。
「最近、記憶力の低下が著しい」という一言から始まった、ポージング記憶力テスト。
みんなで順番にポーズを取り、それを覚えていく。
そして少しずつポーズを増やし、どこまで記憶できるか試す。
役者にとって記憶力は大切なもの。
苦戦しながらも、4人は20個のポーズを覚えることに成功した。
最後には、心地よい疲労感と達成感が残る。
役者としての小さな自信が、静かに積み重なった時間だった。
この日は、ラウンジのあちこちで楽しそうな会話が広がっていた。
住民たちのやり取りを笑いながら見ている人もいれば、一緒にゲームに参加して盛り上がる人もいる。
それぞれが好きな形でこの空間を楽しんでいる。
ラウンジ全体に、終始賑やかな空気が流れていた。
