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1月25日の物語

  • 1月26日
  • 読了時間: 2分

日曜のラウンジは、どこか穏やかで、時間がゆっくり歩いていた。

いっちー、たいが、りの、かりんと友人たち。

それぞれ好きな距離で過ごしながらも、同じ空気を共有している感じが心地よかった。


最初に始まったのは、ボードゲーム。

「そういうお前はどうなんだ」。

言い訳を重ねながら犯人をなすりつけ合うゲームで、笑いと駆け引きが交互に行き来する。


最終的に、被害者の縦笛を盗んだいっちーが犯人になってしまい、追い詰められた彼が大げさにフェンスから飛び降りそうな素振りをすると、全員が一斉に止めに入った。

その瞬間、場の空気がふっとほどけて、笑いが広がる。

ひりっとした展開も、ちゃんと安心のところに着地するのが、この場所らしかった。


続いて、台本読み。

今回は無言芝居にチャレンジすることになった。

言葉がないはずなのに、なぜか本読みの段階でト書きを声に出して読むことになり、演じる人も見ている人も、頭の中には「?」が浮かぶ。

それでも、「どう受け取るか」「どう表現するか」を話し合う時間が、新鮮で楽しかった。

正解がないからこそ、それぞれの視点が見えてくる。


最後は、はるくんの誕生日の飾り付け。

本人をよく知らない住民も一緒になって、風船の位置に悩みながら手を動かす。

完成した瞬間、寒い部屋が少しだけあたたかく感じられた。

壁に貼った風船が落ちても、「また落ちた〜」と笑いが起きて、すぐに貼り直される。そのやりとりまで含めて、楽しい。


今日は、誰かの話を聞いたり、それぞれの時間を尊重したり、いつもとは少し違う過ごし方だった。

だからこそ、ラウンジにはやさしい余韻が残っていた。

静かだけれど、ちゃんとあたたかい。

そんな日曜の終わりだった。

 
 

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