top of page

1月28日の物語

  • 1月29日
  • 読了時間: 1分

この日のラウンジは、笑い声が先に居場所をつくっていた。

はるき、いっちー、たいがと友人たち。

誰かが描き始め、誰かが覗き込み、気づくと「うろ覚え」が積み重なっていく。


始まったのは、うろ覚えお絵描き選手権。

知っているはずなのに描けない、描けないのに分かってしまう。

バイキンマンや出木杉くんが、記憶の端っこから引っぱり出されては少し歪む。

「うわー!それっぽい!」「特徴捉えてる!」という声が飛ぶたび、正解よりも過程が楽しくなって、気づけば一時間が過ぎていた。


その流れで、はるきが笑いながら言う。

「いっちーとたいがの芝居を見てみたいから、おれが当て書きするよ」。

当て書きされたのは、修学旅行の夜。


「ねえねえ、まだ起きてる?」

たいがの一言で、いっちーが目を覚まし、2人の掛け合いが始まる。

はるきを起こそうと画策するも、最後は「うるせえ!早く寝ろ!!」とはるきに一喝されて幕引き。

友人たちは「いつもの2人と変わらないじゃん!」と笑って、その言葉が一番の褒め言葉みたいだった。


輪は自然にいくつもできて、ひとりぼっちが生まれない。

特別なことをしなくても、ただ一緒にいて、描いて、演じて、笑う。

まったりとした時間が、確かに居心地のよさを残していった。

 
 

最新記事

すべて表示
3月11日の物語

この日のラウンジは、少し変わった遊びから始まった。 つばさ、いっちー、さのちゃん、すぎちゃん。 そこへ友人たちも集まり、気づけば不思議なテーマの討論会が始まる。 最初のお題は「恋人にしたい果物選手権」。 真剣なのか冗談なのか分からない空気の中、それぞれが自分の“理想の果物”を語り始める。 さのちゃんとすぎちゃんはパイナップル。 いっちーとつばさはドラゴンフルーツ。 結果的に2対2で被るという、意外

 
 
3月10日の物語

この日のラウンジは、声と言葉をめぐる夜になった。 きっかけは、ささみの一言。 「前にWeb広告のナレーション録りをしたとき、アクセントをたくさん直されて大変だったんだよね。」 その話を聞いて、みずきちのアクセント講座が始まった。 日本語のアクセントには頭高型・中高型・尾高型・平板型の4種類がある。 さらに細かく分けると、まだまだ奥が深いらしい。 住民も友人も初めて聞く単語ばかりで、みんな興味津々。

 
 
3月9日の物語

この日のラウンジは、遊びと物語が交差する夜だった。 最初に始まったのは、うめしゅーが持ってきた謎解き。 みんなでテーブルを囲み、1つずつ問題を解いていく。 順調に1から4まで進んだところで、思わぬ事実が発覚する。 どうやら、この謎解きは途中で携帯との連携が必要だったらしい。 説明書をよく読まずに始めていたことに気づき、りのとせいと、そして友人たちが思わず頭を抱える。 それでも諦めず、うめしゅーから

 
 
bottom of page