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1月31日の物語

  • 2月1日
  • 読了時間: 2分

昼下がりのラウンジは、まだ静かだった。

りのといっちーが先にいて、窓から差し込む光を眺めながら、取り留めのない話をしている。言葉と沈黙が、同じ速さで並んでいた。


そこへ友人たちが一人、また一人と加わる。

椅子が動き、声が増え、ラウンジはゆっくりと目を覚ましていった。


最初に始まったのは、マダミス風のボードゲーム「そういうお前はどうなんだ」。

疑い合うはずのゲームなのに、いっちーは保健室の先生になりきり、証拠として出てきたスイッチはただの“やる気スイッチ”。

事件の深刻さはどこかへ行って、笑いだけが積み重なっていく。


夕方になると、たいがとなつが帰ってくる。

それに呼応するように、友人たちもさらに集まり、声の重なりが部屋を満たしていった。

気づけば、静かだったラウンジは、自然な賑わいの中にある。


各テーブルでは、別々の出来事が同時に進んでいる。

似ている二人のモノマネを当てたり、ボードゲームを囲んだり、どうでもいい話に笑ったり。

ばらばらなのに、不思議と全体がつながっている時間だった。


やがて、お絵描き大会が始まると、散らばっていた視線が、なんとなく同じ方向を向く。

思い出せそうで思い出せないキャラクターたち。

たいがとなつの上手さ、りのの画伯ぶり、いっちーの強すぎる世界観。

見せ合って、褒め合って、笑顔が次々と渡っていく。


静かに始まった一日は、いつの間にかやさしい熱を帯びて、ラウンジに残っていた。

 
 

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