2月24日の物語
- 2月25日
- 読了時間: 2分
この日のラウンジは、静けさと賑やかさが、交互にやってくる一日だった。
えさっしー、なつ、みずきち、りの。
そこへ友人たちが入れ替わり立ち替わり顔を出し、
空気はゆるやかに形を変えていく。
みずきちが、今度JKの役をやるという話から、
「現代JKの研究」が始まった。
ところが出てくるのは、
「エンジェルブルーの中村くん好きだった〜!」
「ショッパーはあそこのブランドが可愛かったよね!」
なぜかそれぞれの高校時代の思い出ばかり。
懐かしさに花を咲かせながら、
「結局、時代ってまわるよね」という結論に落ち着く。
それでも、“今”のJK像はつかめないまま。
わからないままなのも、少し面白かった。
JKを知ろうと、TikTokを撮ろうという話になる。
その流れから、今度はダンス練習へ。
流行りの振り付けをみんなで覚え、
なつの友人からロックダンスを教わる。
足の運び、手の角度、リズムの取り方。
最初はぎこちなくても、だんだん身体が音に追いついていく。
最後は、友人たちの即席ビートに合わせて披露。
ラウンジが一瞬、ダンススタジオに変わった。
夜が深まると、お酒の話題に。
えさっしーとみずきちはビール一筋。
「他のお酒も知りたいよね」という一言から、
突然のバー・エチュードが始まる。
照明をオレンジ色に落とし、空気を少し暗くする。
ラウンジは、まるで本物のBARのようになった。
マスターはなつ。
釣り人のような服装から、店名は『BAR OIL SARDINE』に決定。
友人の悩みを材料に、ランダムな単語を組み合わせて生まれたカクテルは
「camera rainbow taiya orange」
(カクテル言葉:まだ見つけてないだけ)
なつは他にも迷言を生み出し、
「バリア解除、確認」
と放つと、その絶妙にカッコダサい響きが刺さり、
友人の笑いを誘う。
しっとりムーディーな空気のはずなのに、結局どこか可笑しい。
静かな時間と、突き抜ける明るさ。
入れ替わる友人たちとともに、ラウンジは何度も表情を変えた。
研究も、ダンスも、バーも。
全部が混ざり合って、この日の物語になっていった。
