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2月4日の物語

  • 2月5日
  • 読了時間: 2分

今日のラウンジには、ゆっくり考える夜の空気があった。

すぎさん、いっちー、たいがと友人たちが集まり、のんびりまったりと過ごしながらも、何かが始まりそうな気配は、ちゃんとそこにあった。


最初に広げられたのは「うみがめのスープ」。

たいががゲームマスターを務め、水平思考クイズが次々と出される。

質問を重ねるたびに、みんなの表情が少しずつ真剣になっていく。

頭を抱えたり、腕を組んだり、天井を見上げたり。

難問が続く中、突然、ひとつの答えが、質問なしで口からこぼれた。

一拍の間のあと、場が一気に湧き上がり、立ち上がって拍手が起きる。

正解そのものよりも、みんなで同じ瞬間を掴めたことが嬉しくて、自然と笑顔が広がっていった。


その流れで、話題は動物へ。

いっちーの動物愛が火を吹き、ウミガメの話からクイズが始まる。

浦島太郎に出てくるウミガメは、実はアカウミガメらしい。

フラミンゴがピンクな理由、ペンギンの色の意味。

普段は素通りしてしまう疑問にも、ちゃんと理由があると知るたび、「へえ」という声が漏れる。

知らなかったことに触れて、脳みそにしわが増えた気がして、少しだけ誇らしい気持ちになった。


夜の後半は、最近ラウンジで流行り始めているジャグリング。

たいがはだいぶ様になってきて、いっちーも「もう少しでいけそう」なところまで来ている。

ボールの軌道を目で追いながら、何度も挑戦する姿が微笑ましい。

そんな中、初めてボールを手に取ったすぎさんが、「こんな感じ?」と軽く投げて、あっさり成功させてしまう。

一瞬の間。

たいがといっちーが同時にいじけて、「すぎさんは生まれながらにしてセンスの塊だ……」とぼやく。

眩しい笑顔のすぎさんと、拗ねた二人の対比が可笑しくて、ラウンジに自然と笑いが広がっていった。


のんびりしているのに、盛り上がるときは一気に盛り上がる。

静かな時間と笑い声が、交互に行き来する夜だった。

ラウンジには、特別なことはなくても、ちゃんと満たされた一日が、やさしく残っていた。

 
 

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