top of page

7月14日の物語

7月15日
読了時間: 1分

脚本リレー二日目。


前日に紡がれた物語を前に、りの、ささみ、けんじ、そして友人たちは、まずは世界を理解するところから始めた。


最初に立ちはだかったのは、作中に登場する「OTDウイルス」。


「これ、何の略なんだろう?」


英語の正式名称を見ても誰もぴんと来ず、けんじがスマホで翻訳してみる。「なるほど、何かが変異したウイルスってことか。」その解釈を手がかりに、物語の輪郭が少しずつ見え始めた。


世界が分かると、今度は登場人物たちに命を吹き込んでいく。


AやBだった人物には名前が付き、「この名前は真面目そう」「この子はこういう性格じゃない?」と、一人ひとりの姿が少しずつ鮮明になっていく。


脚本を書き進めるうちに、「この人ならこう言いそう」「きっとこんな行動をするよね」と、それぞれの人物像が自然と膨らんでいく。


少しずつ物語に色がつき、登場人物たちにも息遣いが生まれていく。


そうして書き上げた〈承〉には、恐怖だけではなく、この日みんなで笑いながら積み重ねた時間も、そっと織り込まれていた。

 
 

最新記事

すべて表示
9月16日の物語

雨のせいか、この日のラウンジにはいつもよりゆっくりとした時間が流れていた。 それでも、誰かの隣には自然と誰かがいて、話し声が静かに途切れることはなかった。 ゲームにも少し飽きてきた頃、まさき、たいが、いっちーの三人はダーツを始めることに。 最初こそ点数を数えていたものの、次第に面倒になり、なぜか「最初にブルへ入れた人が負け」という男気ダーツが始まった。 真剣にブルを狙いながら「入るな!」と叫ぶ、矛

 
 
9月15日の物語

この日のラウンジは、みずきち、がくし、はるきと、遊びに来た友人たちでゆったりと始まった。 大勢で囲むような賑やかさとは少し違う。 それでも、誰かが何かを始めれば、自然とみんなの視線がそこへ集まり、気づけば笑い声が重なっている。 そんな近い距離感の夜だった。 始まりは、がくしが一昨日行われた「メロい先輩選手権」を振り返ったことから。 「そもそも、メロさとは何か」 答えを探すべく、みずきちとはるきに“

 
 
9月14日の物語

久しぶりに顔を見せてくれた友人も多く、この日のラウンジはあちこちで話が弾んでいた。 そんな中、りのと友人たちが始めたのは、おじさん構文を作るゲーム。 手札を組み合わせるたびに、絶妙に嫌な距離感のメッセージが次々と誕生する。 読み上げるたびに悲鳴が上がり、それ以上の笑い声が返ってきた。 やがて「最高の文を考えよう!」と、勝ち負けそっちのけで全員の知恵を集め始める。 そして完成したのが、 「オジサンサ

 
 
bottom of page