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7月27日の物語

7月28日
読了時間: 2分

月曜日のラウンジは、お芝居の話から始まった。


うめしゅーが、現場で出会った役者「まさる」が遊びに来てくれた。


ちょうど来月に撮るゾンビの映像作品の話をしていたうめしゅーとせいとは、「今度撮る映像作品の制作、手伝ってもらえませんか?」とその場で声をかける。

少し驚いた様子を見せながらも、まさるは快く頷いてくれた。


そのままインプロが始まるとまさるは水を得た魚のように生き生きと動き始め、空間を一瞬で物語へと変えていく。

その姿に、うめしゅーが惚れ込んだ理由を、そこにいた誰もが自然と理解していた。


その流れで、イマーシブ作品の導入について悩んでいたくぼりおの相談会が始まる。


「それなら、導入の稽古をしよう。」


うめしゅーは、まず5W1Hを意識しながら、カップラーメンの中身という身近な題材だけで即興の物語を組み立ててみせる。

何気ない題材でも、背景や目的が積み重なることで、一つの作品へ変わっていく。


その様子を見届けたあと、「次はやってみよう」と声を掛けられたくぼりおは、設定を考えながら言葉を探していく。


途中で行き詰まると、せいとが「こんなのはどう?」とアイデアを差し出し、うめしゅーが「今のはね……」と丁寧に理由を添えて助言する。


せいとも同じように稽古へ加わり、三人で試行錯誤を重ねながら、少しずつ導入の形を磨いていった。

稽古の終わり際、うめしゅーが静かに言う。


「いろいろ言ったけど、くぼりおの導入セリフは100点だった。」

思いがけない言葉に驚くくぼりお。


その隣では、せいとが「俺、100点もらったことないのに……」と、隠しきれない悔しさを漏らしていて、その素直さにみんなが笑っていた。


稽古のあとは、以前盛り上がった「無知ネーター」が再び始まる。

得意な人だけが答えを知り、何も知らない人たちが質問を重ねながら答えへ近づいていく。


くぼりおはディズニー、うめしゅーはドラクエのお題に挑戦し、友人たちも一緒になって「あれかな?」「違うかも」と頭を悩ませる。


答えを当てること以上に、その人がどう考え、どんな発想で近づいていくのかを見ることが面白い。


短い時間の中で、お芝居も、ゲームも、いくつもの物語が生まれていく。

それぞれが新しい学びや笑顔を持ち帰りながら、この日のラウンジも静かに幕を閉じていった。

 
 

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