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7月28日の物語

7月29日
読了時間: 2分

この日のラウンジは、誰かの「やってみよう」が次の楽しさを連れてくる一日だった。

最初は、ダンスを習っている友人が流行りのダンスを教えてくれることから始まる。


かりんとみずきち、そしてつばさの3人でTikTokを撮ることになったものの、振り付けは想像以上に速い。


「速い速い!」


つばさは早々についていけなくなり、早々に挫折する。

それでも、思わず吹き出してしまうような表情や動きが絶妙に動画へ溶け込み、かりんとみずきちの可愛らしいダンスと重なって、何度も見返したくなるような一本になった。


「センターはやはり一癖ある華のある人が飾るといいのだな。」

と、つばさは、しみじみ感じるのであった。


ひと息つくと、今度はつばさおなじみの「かぶっちゃいけないゲーム」が始まった。

お題に対して全員で同時に答え、誰とも被らなければ成功。


11人という人数では簡単に揃ってしまいそうで、意外と揃わない。

「また被った!」

惜しい場面が何度も続き、あと一歩届かないもどかしさに頭を抱える。


そんな中、みずきちが出した「おにぎりの具」というお題で、それぞれ違う答えが飛び出し、ついに全員成功。

大歓声が上がり、たった一つのお題で、みんなが同じ達成感を味わっていた。


その勢いのまま、「私、やりたいゲームがあるんだよね」とみずきちが言い出したのは、「朝からそれ正解」。


知っている友人も多く、説明が終わるとすぐに言葉遊びが始まる。


「『み』から始まる疲れるもの。」

「みかん栽培!」

「ミックスジュース作り!」


どこか納得できる答えが続く中、正解になったのはみずきちの

「神輿」


「それは強い!」


続く「『が』から始まるかっこいいもの」は「ガクト様」。

「『ぼ』から始まる高いもの」は「棒高跳び」。

「『え』から始まる低いもの」は「エイ(横から見た図)」と、予想もしない答えが次々に飛び出しては、笑いとツッコミが絶えない。


誰かをだましたり、競い合ったりするのではなく、みんなで同じ答えを探したり、違いを面白がったりする時間。


その笑顔はどれも飾らなくて、そこには嘘のない楽しさだけがあった。


穏やかな空気の中で交わされた笑い声は、一日の終わりを少しだけ賑やかに、そして温かく締めくくってくれていた。

 
 

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