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8月21日の物語

8月22日
読了時間: 2分

最近、南国との二拠点生活をしているなつが、久しぶりにラウンジへやってきた。

手にはみんなへのお土産。

せっかくだから箱も可愛くしようと文字を書き始めたものの、なぜか「お土産」の字を間違え続け、気づけば立派な落書き仕様に。


「まぁ、味はうまいからな」


その一言で全部を丸く収め、久々のラウンジは笑いから始まった。


せっかくなつもいるからと、友人たちを交えてボードゲーム祭りへ。

「ゴキブリポーカー」に続いて始まった「レロレロ酒場」は、メニュー名をラ行だけで読み上げて札を取り合う、一風変わったカルタのようなゲーム。


最初は「何語?」「全然わからない!」と困惑していたのに、続けるうちに耳が慣れ、友人たちも次々と正解するようになる。

最後には妙にレベルの高いカルタ大会へと成長していた。

ただし、最も難しいのはラ行だけで正確に読み上げる出題者。

「これ、気軽にできないね」と笑い合いながら、またひとつ不思議な特技が身についた気がした。


さらに、はるの提案で「ito」を使った価値観のすり合わせにも挑戦した。

デートで行きたい場所や海外旅行先など、それぞれの感覚を言葉にして数字の順番を探っていく。


「今度こそいける!」


そう思っても、ほんの数点のズレで惜しくも失敗。

五回、六回と繰り返しても完全成立には届かず、最後には「成立するまで絶対やろう!」とリベンジを誓った。


久しぶりの人も、初めましての人も、いつもの人も。

同じゲームで笑っているうちに、その境目はいつの間にか薄くなっていた。

 
 

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