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8月23日の物語

8月24日
読了時間: 2分

けんじがゲームの説明を読んでいる傍ら、暇を持て余したたいがとみやびはレゴに手を伸ばした。

最初は家を作るつもりだったのに、気づけば目標はバイクへ変更。

たいががパーツを探し、みやびが組み立てる生産ラインが出来上がった。


「生産ライン止まってるよ!」


部品探しに苦戦するたいがを急かすみやび。

そうして、少しずつ形になっていくバイク。


ハンドルとタイヤがちゃんと動いた瞬間には「すげー!!」と二人で大歓喜した。

完成品を嬉しそうに撮影するみやびの隣で、たいがは家より大きな車体を見つめて首を傾げていた。

少しくらい縮尺がおかしくても、自分たちで作ったものはやっぱり愛おしい。


その後は、りのの希望で始めたボードゲーム「サンレンタン」。

出題者がつけた順位を予想する、互いの価値観をどれだけ知っているかが試されるゲームだ。

けんじがなかなか正解できず苦戦する一方、たいがは毎回のように高得点。

「ちゃんとみんなのこと見てるんだね」と、意外な一面まで見えてくるのが面白かった。


最後は「インカの黄金」で遺跡探検へ。

遺跡を探検しながら財宝を集め、危険を感じたら帰還するか、さらに奥へ進むかを選ぶゲームだ。


「探索続行!」を合言葉に、どんどん奥へ奥へと進んでいく住民と友人たち。


危険が迫っても奥へ進み続け、みんなが帰還したあとも一人残ったけんじは、大量の財宝を抱えたところでまさかのドボン。

すべてを失い、ラウンジには笑い声が響いた。


次はみんな揃って帰還したかと思えば、「まだいける!」と全員で欲を出して仲良く財宝を失う。


ゲームをする人も、それを眺めて笑う人もいる。

それぞれ好きに過ごしているのに、面白い瞬間には自然とみんなの声が重なる。

そんな緩やかな一体感が、今日のラウンジには流れていた。

 
 

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