8月25日の物語
脚本ウィーク二日目。
がくし、まき、くぼりおは、昨日のメンバーが残したメモと台本を読みながら、その続きを考えていった。
ハートフルコメディらしくパロディを交えたボケを膨らませながら、物語の核にも少しずつ触れていく。
その間も、がくしが小ボケを挟めば、まきがことごとく拾い、くぼりおが腹を抱えて笑う。
気づけば一時間以上、ずっとその構図だった。
笑いながら書いた言葉が、この先どんな物語に育っていくのか。
それは明日のメンバーへの楽しみとして残された。
ひと仕事終えると、がくしが持ってきた「アドリブ総選挙」で遊ぶことに。
選んだ言葉と顔カードを組み合わせ、その人物になりきって演説するゲームだ。
がくし対くぼりおの選挙戦。
くぼりおは女性議員を想定して言葉を選んだものの、最後に引いたのは“なんとも言えないおじさま”の顔。
その絶妙な組み合わせに本人までツボへ入り、演説どころではなくなってしまう。
結果は、最後まで演説をやり遂げたがくしの当選。
ここでも三人の笑い声は止まらなかった。
そして、新しく入居したまきが「インプロからお芝居の世界に入りました」と話したことから、最後はインプロへ。
まきが提案したのは、NGワードを言ったら撃たれて脱落する「スナイパーゲーム」。
最初の挑戦では、くぼりおが開始三秒であっさり脱落。
一方のまきは奇跡的にNGワードを避け続け、気づけば一人芝居のようになっていた。
二回目はがくしとまきが挑むも、今度は仲良く秒で脱落。
台本を書いていても、ゲームをしていても、芝居をしていても、今日はずっと誰かが笑っていた。
新しい仲間と過ごす最初の夜に残ったのは、少しお腹が痛くなるくらいの笑い声だった。
