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8月26日の物語

8月27日
読了時間: 2分

脚本ウィーク三日目。

たいが、こうだい、まさきは、前日までに残された物語を受け取り、その続きを考えていた。


「面白い展開が欲しい!」


コメディ作品だと知ったこうだいの一言から、回想シーンでは登場人物に妙に壮大なバックボーンが加わっていく。

そして肝心の「転」をどうするか頭を悩ませていると、たいがが突然、


「ピータンを吐き出そう!」


その突拍子もない一言が不思議なくらい綺麗にはまり、そこからは流れるように物語が進んだ。

誰かの思いつきが、別の誰かの想像力に繋がっていく。

残すは「結」。

この物語がどこへ辿り着くのか、楽しみがまたひとつ次の日へ託された。


脚本を書き終えると、今度はうろ覚えお絵描き大会が始まった。

本来の目的は、たいがのモバイルバッテリーに最近観始めたアニメのキャラクターを描くこと。

まずは試し書き、とホワイトボードに描き始めたものの、記憶だけではだんだん限界が訪れる。


たいがからヒントをもらったり、なぜか髪だけ本人に描いてもらったり。

みんなで夢中になった結果、肝心のモバイルバッテリーへのお絵描きは完全に忘れ去られていた。

目的から逸れても、それはそれで楽しい時間になった。


最後は、まさき念願の「ひらがじゃん」。


麻雀好きの三人は意気揚々と始めたが、早々に「もうあがれるんだけどどうしよっかな〜」と余裕を見せるまさきに、「芸術点高くないとダメ!」と謎の縛りが追加される。

一方では放送できない言葉ばかり出来上がり、もう一方では長い言葉を狙いすぎて一度もあがれない。


そんなことをしているうちに、一時間はあっという間に過ぎていた。


脚本も、絵も、言葉遊びも。

何かを一緒に考えていると、寄り道までいつの間にか遊びになる。

穏やかな夜の中に、そんな時間がゆっくり積み重なっていた。

 
 

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