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8月31日の物語

9月1日
読了時間: 2分

この日は、いつもよりゆったりとした時間が流れていた。


そんな中、ささみがふいにラウンジへやってきた。

けいちゃんとも、せいととも、しおんとも仲のいいささみ。

その姿を見て、まだラウンジを利用し始めて三回目だというしおんが、気になっていたことを聞いてみた。


「ラウンジって、どう過ごす場所なんだろう」


新しく暮らし始めたばかりだからこそ、まだ分からないこともある。

友人が遊びに来たときはどうしたらいいのか、自分はどんなふうにここにいたらいいのか。


ささみは、無理にいい格好をしようとしなくても、自然体でいたらいいんじゃないかと話した。

それを聞いたせいとも、自分なりの考えを重ねていく。


誰かが何かを始めれば一緒に遊ぶ日もあれば、それぞれ好きなことをしている日もある。

友人が来たからといって、いつも以上の自分を見せなくてもいい。

そんな話をしているうちに、しおんの中にも少しずつ、この場所での過ごし方が見えてきたようだった。


やがて、けいちゃんも帰ってきた。


そこからはひとつの話題に留まらず、気になったことを話しては、また別の話へ。

何か特別なことをしたわけではないのに、会話は途切れず、穏やかに時間が過ぎていった。


ラウンジの過ごし方に、きっとひとつの正解はない。


そうやって誰かと話しながら、自分にちょうどいい居方を見つけていく時間もまた、ここで過ごす夜のひとつなのだと思えた。

 
 

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